スタジオパークからこんにちはの中で
岩崎宏美さんが微笑み語る姿と遭遇した。
昔から
私は彼女の歌が好きだった。
当時の彼女は決して華やかなわけではなく
どちらかと言えば控えめな存在。
ギョーカイには異端であったその人は、
デビューから33年後の今日も
変わらぬ歌声を聞かせてくれる。
あれはいつの頃だったのだろう。
家庭を築き、家庭のために歌を辞め
テレビから姿を消したのは。
そして
子供に歌を聴かせるためにとレコード発売。
傍目で感じる幸せな日々と突然の結末。
出来事はロングインタビューとして掲載されていた。
若かった私には、
理解し得ない世界と感じたけれど
経てきた年月の重さが
彼女の気持ちをほんの少し理解させてくれる。
今の彼女を見ていると
アンデルセンの「赤い靴」を思い出す。
久しぶりに聞く彼女の歌に
こみ上げるものを止められなかった。
スポンサーサイト